このキャンプミーティングの話は、既に参加済みの仲間から聞いていた。「はだか祭り」。
毎年5月頃、恒例の様だ。しかし、今まで参加した事はなかった。
今回、初めて「どうですか?」と、誘いをうけた。
参加のメンバーを聞いて「行くよぉ!」と即答で返した。
即答の理由は、ここ1年くらい、日曜日出勤が多くなり、
仲間とのツーリングやキャンプから遠ざかっている。
からこれ1年以上会っていない仲間も来ると聞かされた
。
それと、以前から話には聞いていた「はだか祭り」なる「奇祭」に、
参加してみたかったからだ。
近所の農道を試走、問題なさそうだ。

天気予報をチェックしてみると、曇りのち雨、気温もさほど上がらないようだ。
会場となる某所が山間部であり「絶好のキャンプ日和」とは、いかないだろう。
それなら、それなりの装備も必要になってくる。
バイク小屋から、キャンプ道具やカッパなどを引っ張り出すも、
しばらく振りのキャンプという事で、何を持って行くべきか迷ってしまった。
道具の選別と積み込みで、3時間位かかってしまった。
「ヘタレ」だ。情けない。
当日の土曜日は出勤日なので、キャンプ道具満載で出勤した。
同僚に「夜逃げでもするのかぁ〜!?」などと、からかわれる。
事務所を3時に出立する。
キャンプ道具を満載して、いつも通り高速道路を100キロ前後で流していたのだが、
エンジンの振動がいつもと違う事に気付いた。妙な振動だ。
料金所先で停車して、くわえ煙草でアチコチ覗き込む。見つけた。
フロントシリンダー上部のエンジンハンガー上のラバーが、破れていた。この様な事態に陥ったのは初めて。
私の愛車ビュエルは、通常のバイクの様にエンジンが直接フレームにマウントされておらず
、エンジンとフレームの間にゴムを噛ましてある「ラバーマウント」なのだ。
ラバーマウントは、ハーレー特有の強烈なエンジンの振動をラバーによってある程度吸収する役目がある。
3000回転以下ではハーレーエンジンのフィーリングを残しながら、
それ以上の回転数では国産車なみに、全くと言っていいほどエンジンの振動が消えてしまう。
3000回転を境にして、別のバイクに乗っている様な感覚が味わえる、1台で2度おいしいバイクなのだ。
走行不能という訳ではないのだが、まだ「はだか祭り」会場まで、半分も来ていない。
悩んだのだが、高速道路を逆走する訳にもいかないし、引き返したとしても、無事に帰れる保証も無い。
でも、でも、でも、でもぉ〜、行くっきゃないべぇ〜!
慣らし運転の如く、速度、加速にも気を使い、休憩も多目にとり、そのだびに破れたラバーを覗き込む。
状況に変化がないか確認しながら、千葉県某所の会場を目指す。
高速道路から一般道に下りた頃には、小雨がパラパラと落ちてきた。夕暮れ時だ。
渋滞する車の脇をすり抜けて行きたいところだが、トラブルを抱えている為ひたすら我慢の走行が続く。
私の愛機と同じエンジンを搭載するハーレーダビットソン「スポーツスター1200」。
ビュエルと同じエンジンを搭載している。しかし、リアプーリーの歯数が違うのだ。
ビュエルの方が6枚ほど歯数が少なくなっている。要は高速型になっているのだ。
そのため、高速走行時にはスポーツスターに比べてエンジン回転数を抑えて走る事が出来る。
しかし、逆に渋滞などの低速走行になると、スポーツスターが「ローギアー」のアイドリングで走行できる場面でも、
ビュエルは「半クラッチ」を使わなければならない場合が起きるのだ。
そんな事もあり、ビュエルは渋滞が大の苦手だ。
国道から県道に入ると交通量も少なくなり、渋滞地獄から開放される。
山間部を縫う様に走る。小雨は相変わらず降り続いている。
日も落ちて、辺りはすっかり暗くなった。山間部とはいえ、5月にしては寒い様な気がする。
今夜は冷え込みそうだ。
午後8時、どうにか会場に着陸。テントを設営して、やっと落ち着いた。
久し振りに会う顔ぶれに「変わりはないかぁ?」などと、話がはずむ。
この「はだか祭り」の主催者M氏の手料理を頂く。
M氏はこの日、車で参加。バイクでは持って来れない「キッチンテーブル」などの調理器具や、
「発電機」までも持参していた。彼も本当なら、バイクで参加したいのだろうが、
私たちの為に、車にキャンプ道具を積んで来てくれた。
私たちが盛り上がっている時も、美味しい料理を造ってくれていた。
本当に感謝感謝なのだ。
焚き火を囲み音楽を聴きながら宴は続く。
アルコールも効いてきた その時!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは始まった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
脱ぐ、脱ぐ、脱ぐ、上着を脱ぐ。
脱ぐ、脱ぐ、脱ぐ、ズボンを脱ぐ。
脱ぐ、脱ぐ、脱ぐ、下着を脱ぐ。
意味不明のまま、真っ裸である。
そして、踊っている。インディアンの如く。
奇声が山々のこだまする。
確認しておきたいのだが、5月の深夜の山岳部である。
防寒ジャンパーを着て、焚き火を囲むような気温なのだ。
木に登る。カメラを向ければ、更にアピールしてくる。
奇祭「はだか祭り」は、深夜まで終わることはなかった。
以後の掲載写真には、自主規制にて処理させて頂いております。
あなたも1度参加してみては?^^;。

あ〜あ、脱いじゃったよ。この人、私と同い年なんですよ!
寒くないのかなぁ?

「お前も脱げ!」と、真っ裸を強制しております^^;。
他の人を見ればわかって貰えると思いますが、
ジャンパー着込んでいます。
寒いんです。本当に。

あ〜あ、また1人脱いじゃったよ;。
普通、上から脱ぐでしょ?って?やっぱ、寒いんです。

・・・・・・・・・・。

オール真っ裸です。
でも焚き火の周りから離れようとはしません。
そうです!寒いんです。

木に登っちゃってます。

最後に集合写真。真ん中の人、同い年です。