以前、平成5年式サンバーディアスUSC 4WD ECVTに乗っていた。
商用車ナンバーにもかかわらず、内外の装備はフル装備に加え、
電動サンルーフに、リアヒーターなどなど、贅沢なモノだった。
当時のディアスのサスペンションは、「積載時の安定感」というよりも「乗り心地」を重視したものだったと思う。
確かに高速走行中の横風には弱かった。これで荷物を積んだら、どぅなるのか?と思ったりもした。
しかし、ほとんど荷物を積む事も無かったし、
ましてやコーナーリングやブレーキング性能が、どうのといった事には縁のない
「燃費重視」の運転をする私には、あの「フワフワサスペンション」は「長所」の一つだった。
最近、ウチの奥さんから「この車、乗り心地悪いよねぇ」と言われた。「クレーム」が付いたのだ。
実は私も、現在所有するサンバーの乗り心地の悪さを、どうにか改善出来ないものかと思っていた。
私の在所有する「サンバートランスポーター」は「加積載上等」と、言わんばかりの「バタバタサス」なのだ。



取り外したトランスポーター前後ノーマルサス




1年ほど前に現在の家に引っ越しをした。
細かいモノを段ボール箱に詰め込んで、サンバー号に満載にして運んだのだが、
運転した感じは「安定感」があって、シッカリしたものだ。
赤○がサンバーを採用しているのにも頷ける。
乗り心地が悪い要素は他にもある。
例えばサンバーの車体構造は「フルキャブ構造」で、ホイールベースが短く、
フロントタイヤが運転席の真下に位地している。
フロントタイヤで踏んだ路面の段差が、そのままお尻に伝わって来る。
と言うよりも、加積載上等サスの為「突き上げて来る」と言った感じだ。
逆にショートホイールベースの強みは、小回りがよく効くし、内輪差も少なくなる。
狭い場所での方向転換が楽にできる。
万が一追突しても、フロントバンパーの先端から、フロントタイヤは車体後方へ後退しているので、
足回りが壊れる様な事は、最近流行りのロングホイールベース構造の軽バンよりは、少ないと思う。
今回の奥さんの「クレーム」を切っ掛けに、乗り心地を向上するため、
前後のサスペンションをディアスのスーパーチャージャー付きエンジンが載る車両のモノに交換する事にした。
現在のサンバーは私が所有している商用車ナンバーの車両と、乗用車ナンバーの車両に分かれている。
乗用車ナンバーの車両の中でも、スーパーチャージャーエンジン搭載のモデルのサスペンションは柔らかく、
乗り心地もいいらしいのだ。
この情報は、いつもお世話になっているサイト「サンバーチーム」のメンバーの皆さんから教わった。
この場を借りて、感謝っ!
部品の発注、交換は、行き付けの車屋さんに任せる事にした。
今回サンバーの修理中、代車としてレガシィの5速車を貸して頂いた。
2日ばかり通勤に使用したのだが、渋滞の街中を走るのには、やはりサンバーの方が楽である。
レガシィクラスの車は、郊外でのドライブや、高速道路走行に向いている様だ。
2日後、修理から戻ってきたサンバーの乗り心地はというと、「ヤッて大正解」である。
道路の継ぎ目や、ちょっとしたギャップも、気にせず走れる様になった。
まるで違う車に乗っている感じがするくらいだ。 
コスト面から考えても、まぁまぁの改善が出来たと思う。









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